ケアマネの悩み
〜医療に強いケアマネになるための参考書〜
ケアマネには医療職(看護師・保健師)出身のケアマネと介護・福祉職(ヘルパー、社会福祉士等)出身のケアマネがいらっしゃいます。後者のケアマネの最大の悩みは医療知識の乏しさからくる医療苦手意識(まず言葉が判らない)をどうやって解消するかだと思います。そこで、実際私自身がいろいろ悩んで、いろんな本を調べた中で、もっとも良かったと思える本を以下に紹介していきますので、同じ悩みを持つ方の参考にして頂ければ幸いです。
(糖尿病・リウマチ・C型肝炎・脳梗塞・パーキンソン・アルツハイマー他)
(PEG・人工呼吸ケア・褥瘡・透析他)
◆お役立リンク集◆
真のケアマネジャーを目指す人のために、ケアマネジャー試験、受験対策をわかりやすく紹介するサイトです。
また、現役のケアマネジャーには、キャリアアップに必要な最新の情報や求人情報等を掲載しています。
ケアマネジャーに役立つニュースやセミナー情報、掲示板やブログなど意見交換の場を提供し、
お仕事の環境を整えることを目的としているケアマネ専用のサイトです
「介護サービスの基礎知識」 自由国民社 三浦文夫・竹内孝仁編著
数ある介護保険関係の参考書のなかでは、最も詳細でわかりやすいです。
私のなかではケアマネ必携のバイブル的存在になっています。
「からだのしくみと病気がわかる事典」日本文芸社 高田明和監修
体の仕組みがわからないと支援経過を書くにも苦労するうえ、主治医に病状説明を受けてもなかなか理解できません。
この本は、からだのしくみがカラーの図入りで詳しく説明されています。そのうえ、代表的な病気を解説してくれています。1冊持っておけば、利用者の病状がイメージしやすくなります。
利用者から、病院でこんな薬をもらったと相談されることがよくあります。名前がよく似て
いても、作用のまったく違う薬も多く、注意が必要です。
この本は、薬の名前から作用を知ることができ、副作用やよく似た成分の薬も知ることがで
きます。また識別コードから薬を調べることができ、分包されて、シートがなくても薬の名前を知ることができます。
「よくわかる最新医学 脳梗塞・脳出血・くも膜下出血」主婦の友社 高木誠著
一般の人向きに書かれた、病気の解説本なので、とてもわかりやすいです。脳梗塞について、原因・検査・治療について最新の情報が得られます。予防や日常生活の注意等も詳しく書かれていますので、ケアプランを立てる時にも大変役に立ちます。
他にもシリーズで
などが出版されていますので、ケースに応じてそろえておくと便利です。
「Nursing
Mook PEGパーフェクトガイド」 Gakken 小川滋彦編著
PEG(胃瘻)の処置を直接ケアマネがすることはありませんが、自分の利用者が、どのタイプのPEGが使用されていて、いつごろ交換をしなければならないのか。またどんなことに注意しなければならないのかを把握しておくことはケアプランを作るうえで不可欠です。
この本では、写真入で造設直後から時間の経過を追って、必要な処置が書かれています。
また、生活上の注意なども詳しく書かれていますので、PEGを作っている利用者を担当するときにはかなり役に立ちます。
他にもNursing Mookシリーズとして
など他にも色々あります。どの本も写真入で、わかりやすいです。
専門書だからといって臆せず、果敢にチャレンジしてみてください。
きっと得られるものがあると思います。